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zoom RSS NHK番組改変、何が問題か

<<   作成日時 : 2005/01/22 17:06   >>

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なんだか書きそびれてしまった、NHKのこと。
仕事も押し詰まっているので、この記事は一気にかけないだろうと思う。
(このブログの記事公開日は最終更新日じゃないんだな、書き出しの日付になっている。公開した時点で公開日になるのかどうか、初めてのことなので、ちーっとメモしておこう。
記事書き出し日:1月20日
更新日:1月22日)

番組改変とは、2001年1月29日に放送されたという「ETV2001」の『戦争をどう裁くか』第2夜『問われる戦時性暴力』というものだ。
これはNHKが、市民の慰安婦問題を取り扱った市民法廷を取材し、それを報道するはずであった。
しかし、当時の政府要人によって、NHKに圧力がかかり、NHKが番組の企画制作担当者に圧力をかけたとされるものである。
これは、ジャンジャンのNHK大改革の潮目になるか 政治圧力改変問題にいきさつがざっと載っている。
このいきさつがそのとおりであるかどうかは、私にはわからない。
なぜなら、この市民法廷の存在も番組も当時は知らずにいたからだ。
アフガン国際戦犯民衆法廷には関わったが、最初知人から「京都でもやるんだ」と言ってきたときには、かなり懐疑的だった。
それをしたって、アフガンが平和になり、在日アフガン難民が喜んで帰還するなんて思えないと言っていた。
「だからやんか、Carlanさん。何が問題なんか、僕らにはわからんから、それを市民の手で検証して行くんやんか。国際司法裁判所とか待っていたら、年寄りになってまうで……」
などと、その意義を言ってくれたときにもどういうふうになるのか想像はつかなかったが、在日アフガン難民の存在や彼らがなぜ強制送還を怖がっているかをもしかしたら理解できるかもしれないと思ったのが発端だった。
その民衆法廷にNHKが番組で取り上げようとしていた女性国際戦犯法廷に関わっていた人がいた。
その人からも少しずつ話を聞いていたが、その前に難民支援の団体で他の差別問題に取り組んでいるスタッフからも実は聞いていた。
すべてを聞きだすことは時間的に無理だったが、「天皇に有罪判決をくだした」と聞いて「まあ、やばい判決だわね」と言ったことを思い出す。
「そうなんや。右翼の攻撃はすごかった。それでも法廷は開かれ、その判決が下された」

さて、それでは何が問題か。
一度出来上がった番組を製作者側が検証し、意図的であろうがなかろうが、改変することは充分ありうる話である。
それはNHKの放送倫理にのっとってそうされるものなら、別にNHKがそういう考えでいるのだろうから、女性国際戦犯法廷が失望するだけであろう。
しかし、いくつか問題点は浮かび上がるものの、当時の出来事をまったく知らない私が「そりゃ、問題あるわな」と思うのは、次の2点である。

1) 政府要人は放送前に番組内容を知ることができる立場にあった。
2) 公共放送であるNHKに国から予算が出ている。

番組内容をどうやって知ったのか、NHKの人間でもない人が知ることができたのは、ちょうど今ごろから国会が開かれるが、第一に審議されるのは次年度の予算であるからして、予算を取得するために、いろいろ工作するのではないか?
その辺の兼ね合いで安倍・中川両氏は番組のうわさを聞き、問い質し、感想??を言うことができる立場にあった。
また、NHKは会長が政府や自民党よりであったとしても、番組内容まで干渉されてはならないはずであって、そのように言われたとしても「そうですか。しかし、もう決まっています。あなた方の意には添えません」と言えたはずである。
それが言えないというのは、予算が絡んでいたからだ。

そしてこの両者は、「放送の自由」「言論の自由」「表現の自由」を侵し、取材された女性国際戦犯法廷ならびに証言した各国の元慰安婦や日本の元軍人の証言までも無視した形になったわけだ。
政府は国民の自由を侵してはならないはずだし、NHKは、もとより女性国際戦犯法廷に対して特番を組むべく、取材を申し入れているから、法廷のその意図やどのような形で進み、証言者は何を言ったかを伝えないといけないはずである。
安倍氏が言う「公平公正さ」とは元来そういうことだろう?
安倍氏は自分の立場をどういうものか、まったく分かっていない。
有権者から選ばれたから、何をしてもいい、ということではないはずだ。
議員のみならず閣僚は、放送局や新聞などマスコミを思うがままに使ってはいけないはずだ。
恣意的なマスコミの情報は、自分たちが見るだけならまだしも国民の大半に影響する。
そうして第二次世界大戦中の日本は戦争に突き進んだのではないか。

そして、NHKはすっかりスポンサーを忘れている。
スポンサーというのは、受信料を払っている国民である。
いっとき「皆様の受信料で番組が成り立っている」というふうなCM?が流れていたが、トンとお目にかからない(というかそもそもNHKを見なくなったろう、私)。
しかし国家予算にもNHKに予算が組み込まれている。
どちらが金額的にウエイトが高いのか、私にはわからないが、国から予算をもらうということはスポンサーが国民だけではないということだ……。
というか、NHKの頭(トップのことではなく)は基本的にスポンサーは国であり、国のいうことを聞かないと番組は作れないと思っている、可能性は大いにあるってことだなあ。
安倍・中川両氏が放送前にNHKの人たちに会ったとか、会わなかったとかそういう話が問題なのではなく、番組内容を知り、はっきり「公平公正な番組を……」など言ったことが問題であり、それを圧力と感じて、番組内容を改変したNHKにも問題がある。

予算をもらってなかったら。
その内容を政府要人が知って同じように言っていても、NHKが跳ね返したり、跳ね返さずともそのまま番組を流すことだってぜんぜん平気だったわけだ。
受信料不払いが増えているという。
一連の不祥事に加えて、本当のスポンサーを忘れたNHKに対して、「それなら御用放送局に成り下がれ、絶対見るもんか」という国民の意思の表れではないか。
日本人はなかなかこういうことに口をはさまないし、声高に自分の意見を言うことが少ないけれど、シビアに見て考えていると思う。

だけど、NHKのすべてがそうではないと思う。
もう少し様子を見てみよう。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。
うちはその件によって、NHKの受信料を払わないことに決めました。
ニュースはいつもNHKだったし、これから教育テレビを見たいかもしれない小さい子供もいるので、ちょっと痛いんですけどね…。
会社の上層部に怒りを訴えるには、これが一番良いかなというのが理由です。
真琴
2005/01/23 07:03

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