Carlan's Dream いまのきもち

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<<   作成日時 : 2006/10/03 13:12   >>

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夫の姉たちが山代温泉へ連れて行ってくれた。
義父を見てくれたお礼というのが名目で。
私としては、昨年春、私のきょうだいと行った富士山方面への旅行のときよりずっと嬉しかったし、楽しかった。
富士山の雄大さと美しさは満喫できたが、私が彼らの中にいることの違和感がどうしても残った。
最後にまた行こうよという声に、「あんたたちでどうぞ」と言ってしまったが、後悔していない。
確かに私のきょうだいで行くとゴージャスでいろんなところへ連れて行ってくれるが、私の気持ちはそこにないような気がするのだ。

山代温泉へは昼過ぎに京都に出て、翌日の夕方近くに帰り、近場を散策するというものだった。
あいにくの雨だったが、雨と湯にけむり、しっとりとした雰囲気の中に妙齢もとうに過ぎた女3人がとことこ歩いているのはなんかこっけいな感じがした。
事前にどういうのがあるのかをインターネットで調べてみたが、じっくり調べる時間がなくて、美食家で芸術家の魯山人がいたということと、あたりは九谷焼で有名なところだということしか頭の中に入らなかった。

泊まった宿は山下家というところで、屋上に露天風呂がある一風変わったところだった。
内風呂もあったし、部屋にも風呂があった。
内風呂に行くとき、マッサージする人に声をかけられ、マッサージはためしに脱衣所にあったマッサージ機で済ませ、出て行くと、また声をかけられ、忘れ物をしてまた取りに行き、また、飲み物を買いに行ったりして、マッサージのおじさんに何度も声をかけられたりした。
屋上からは市内が見え、天気がよければ海のほうなども見えるらしいが、夜も朝も雨の中だったので、遠くまで見えずちょっと残念だった。

次の日は、魯山人の寓居跡を見に行ったが、建物の一部は明治時代に立てられた別荘だったといい、そこに魯山人は半年ほど逗留しただけであったらしいが、それを記念して公開され始めたのは4年前ということだった。
魯山人が茶室を寝室として利用したため、茶室を増築したらしいが、その茶室も先年の豪雪で倒壊し、新しく建て直しているということだった。
雨がほどよく止み、奥の庭の苔むした緑が鮮やかに目に映る。
ちょっと下駄を借りて降りてみるが、ソックスでは足が滑りそうになり、ぬれた石畳を下駄で歩くのにもちょっと難だったが、なんとなく懐かしい緑に会ったような感じさえする。
温泉につかってほっとする気持ちとまた違うほっとする感覚。

※ 写真は、魯山人寓居あといろは草庵からの庭園
画像


その後、タクシーで体験工房の店「九谷宗山」で九谷焼のろくろを体験する。
タクシーが町なかを走っていない。
流しているタクシーを見つけることができないで、3人がうろうろうろうろ。
近くの酒屋さんでタクシーを呼んでもらってやっとタクシーに乗る。

焼き物は初めてではない。
ただ、自分ではやはり焼いたことがない。
いつだったか立杭焼きのところだったと思うが窯元などを見学する機会を得たが、そこでは経験をさせてもらえない。
まあ、たった1日2日で経験できるものではないからだろう。
小学校のときは信楽が近かったので、1日か2日をつぶして、グランドに釜を作って?、私たちの小作品を焼いてもらったような経験がある。
ろくろはつかわず、粘土で作って、釉を塗り、一度焼いて、絵柄をつけてまた釉をつけて焼いてもらったと記憶するが、何せ小学校低学年のころのことで、工程はよく覚えていない。
土が釉で真っ白になり、焼いたら光沢があったことを「すごい!」と思って見ていたんだ。
ただ、「何につかうか」と聞かれて、考えていなかったので、「灰皿」と答え、父にあげたら「タバコはどこにおくん」と言われたことを思い出す。
長じて、やはり信楽で土をこねこねして湯飲み茶碗だったかを作ったことがあった。
それは数時間だけで、焼かれたものをあとで送ってもらった記憶があるが、現在その湯飲み茶碗は行方不明である。
一応、ろくろはそのとき初めて経験した。
粘土だったと思うので、ひも状にして積み上げ、ろくろで形を整えていくやり方だった思うが、ことごとく失敗したので、こねこねに変更したような記憶がある。

さて、今回はどうかと思ったら、九谷焼は磁器なので、粘土ではない。
そうだ、信楽焼きとはまったく違うんだっけ。
「ろくろの経験はあるんです。陶器ですし、しっぱいしましたけどね…」
そういうと、「まだこちらの方が(ろくろは)やりやすいかも」と言われた。
3人が3人とも違うものをろくろで作った。
色をつけて、1ヶ月ほどで完成品を送ってくれるという。
楽しみである。
ここでは単に絵付けも体験できるようである。

こんな小さな旅もたまにはいい。
ゆっくりスケッチに来たいし、織りの体験もできるというし、ブラッと来てみたいところである。

宿:山下家
http://www.yamashitaya.com/top.html

加賀市の観光
http://www.tabimati.net/access/inkaga/canbus.php
ここから、魯山人のことを知った。

加賀市の観光:体験メニュー
http://www.tabimati.net/exp/exp/index.php
いろいろ、体験できる場所を教えてくれる。

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