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zoom RSS 6年前の911事件から―「テロ対策」の名の下で

<<   作成日時 : 2007/09/11 23:38   >>

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6年前のきょう、きっと朝遅くに起きた私はテレビを見続けている夫に「え? 何これ? 何の映画?」と声をかけたような。
そうじゃなかったら「地震?」
「飛行機がぶつかったんや」

ビルが崩れていく映像を見てそれだけでショックだった。

その後、ブッシュ大統領は事件現場付近に立ち、「これは戦争だ!」と言い切り、周りにいた多くの人たちが「戦争だ」「戦争だ」とか、「報復を」とか叫んでいたのをおぼろげながら思い出す。

その場面を見て、こんな風に「戦争」だと断定し、肯定する人たちがいることにショックを受けた。

犯行は「アルカイダ」だと、断定したのも同じ時期だったと思う。
「アルカイダ」の存在をよく知っていなかったし、テロリスト集団…「テロ」という言葉もほとんど初めて聞いたような気がする。

というか、この事件がきっかけでアメリカの本質を徐々に知ることになるし、難民をはじめ、アジア各国から来た人たちと知り合うことになる。
それまでは、本当に自分自身のことしか考えられなかったし、社会に多少のギャップがある方が面白いと思っていたし、政治的なことには極力逃げていた。
「政治家」は今も大嫌いだし、信用すらしていないのは現在も変わらないが、私たちの生活の中で政治は不可避のことだとようやく気がついた。

911の事件でいえば、「アルカイダ」を構成しているとみられる中東諸国またはイスラムの人たちをそのくくりで嫌悪する政治的な動きがアメリカだけでなく、日本でも取られた。
そもそも、911の犯行が「アルカイダ」だと断定するほどの検証をアメリカがどこまでやったかというのが、不思議なのだ。
早い段階での断定に「え? そうなの? アルカイダって何?」と疑問を抱いたし、「これは戦争だ」といった瞬間、「え? 大統領がそんなことを言っていいの? 議会はそういう風に言っているの? どこの国への宣戦布告?」みたいに思った。
しかし、アメリカはまだ6年前の事件の検証をきっちりやっていないようだし、アフガニスタン侵攻、イラク戦争をやったにも関わらず、アルカイダの首謀者ビンラディンを捕まえられないでいるのは、どういうわけなのか。
そうした検証をしていない段階で、この6年間、アフガニスタン〜中東諸国をいじめにいじめぬいたのは、ほかに何か意図するものがあるのではないかと思える。
911のテロは、アルカイダが実行したものかもしれないが、それを大いにアメリカが利用したのではないかとも思う。

・ 中東諸国の石油
・ 中東地域からの石油パイプライン
・ 経済的なグローバリズムの確立と推進
・ 戦争兵器の拡大、あるいは新型兵器の実験
・ その他

しかも、平和憲法を持っている日本がアメリカの戦争を丸ごと受け入れ、支援し始めた。
その理屈から言うと、タリバン政権下から逃げてきたアフガニスタン人難民を受け入れるべきであるのに、「(アルカイダを庇護している:当時)アフガニスタン」、「イスラム教徒」というくくりだけで、難民申請者を不法滞在者として2001年10月7日以降に摘発している。
なんと、行政は「タリバンが政権を握っていた」ことも知らなかったのだ。
そのことよりも、「アフガニスタン人」「イスラム教徒」そして、「不法滞在者」のくくりを優先した。
その後、国内的には「不法滞在者」のくくりで日本から外国人を追い出そうとする政策がとられる。
不法滞在者の多くは、アジアの人たちだ。
不法滞在者となった理由は様々だし、一概には何が原因とは言えないにしても、「難民だ」といっても行政が難民申請者の取り扱い方を知らず、不法入国の扱いにしてしまったり、私たちさえ「難民申請」という言葉を知らないから、「難民申請したいがどこでしたらいいのか」という初歩的な質問に答えられず、そのうち、不審な外国人という扱いになったり、働き方が日本と違うのにもかかわらず、理解しないまま、日本の働き方を強要したり、外国人であるが故のいろいろな手続きを日本人が知らなかったり…つまり、外国人が路頭に迷うのは致し方ない状況である。
そんなこと国外脱出の前に調べろって?
そんなことができるのは、日本と欧米諸国だけだと言っておこう。
しかも、日本はいい顔しか世界に向けようとしない。
外国人は観光に多いに来て!(しかし、在留は困りますよ。何せ外国人はテロリストかもしれないから)ということだとほとんどの外国人は知りもしない。
そうだ、それを知っているのは、日本に在留を希望しながら強制送還された人たちだけかもしれない。

テロ対策のためには、仕方ない?
しかし、日本の外交(外向け)政策が功を奏して日本という国は中東諸国にはいい印象だったはずだ。
しかし、アメリカのテロ対策のため?の戦争に加担してしまってからは印象は悪くなった。
テロ対策のための政策をがんじがらめにやろうとすればするほど、アメリカの戦争への支援をすればするほど、日本の印象はアジア各国から悪くなってしまう。

これから入国の際、パスポートの掲示だけでなく、指紋認証や顔写真の提供が義務付けられる。
これらは、出入国がわかるだけでなく、警察も保管するので、犯罪捜査にも利用される。
いろいろな犯罪が外国人の手によって行われたとする発表が多くなるかもしれない。
実際は日本人による犯罪が多いにもかかわらず。
というか、これはもう締め出しである。
せっかく友人になった人たちを分断する政策である。

テロリスト集団と言っても一部の人だ。
テロリストの出身国がテロリスト支援国になってしまう現実。
その国の人の大半がテロリストというわけでもないし、関係ない生活を送っているという認識が不足している。
というか、認識しようとしない。
テロリスト?と思われる人が、キューバのグアンタナモに送られる。
しかし、首謀者はそこにいない。
首謀者に指示されて、送ったり、置いたりした人か、まったく関係のない人たちであると思われる。
これは意図的なものではないのか。

911事件の後、なんの検証もなく、即座に「これは戦争だ」「アルカイダの犯行」と決め付けたアメリカにいつまで私たちの国はついて行く?
もうこの辺で、アメリカの言うことにおかしいと思ったら「それは変じゃない?」といえる政治家が出てきてもいいんじゃないの?

(そういう人たちが出てこないし、選べない私たち。)

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 9.11以前にもビン・ラディンによるテロの可能性は指摘されていて、日本の総合雑誌で特集が組まれていたと思う。イスラム原理主義の危険性は予見も実証もされていて、濡れ衣とはいえない。
 フセインの国家犯罪を、それと直結させたのは、ブッシュのチョンボだが、国連も日本政府も、そこのところは、ちゃんと区別して対応している。あなたの非難はあたらない。
 事情のいかんを問わず、違法滞在者の国外追放は、あたりまえの話で、あなたのお友達だからという理由で、手心が加えられるはずもない。
罵愚
2007/09/12 11:19

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