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zoom RSS 改めて名古屋高裁のイラク派兵違憲判決

<<   作成日時 : 2008/05/25 00:14   >>

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23日の報告会に時間ぎりぎりだったが参加した。
ぎりぎりだと思ったが、半数ちょいくらいの席しか埋まっていない。
だが、見る間に席は埋まっていくし、受付には列が切れなかった。
6時半という時間は集まりにくい時間なんかなあ?

京都訴訟の報告会ということだったが、高裁の判決が出てから報告会をするまでに名古屋高裁の画期的な判決が出たこともあって、当初予定になかったであろう、名古屋訴訟の弁護団のお一人が見え、話をしてくださった。
自衛隊イラク派兵差止訴訟の会が発行している「ニュース19号」をざっと見ながらも、名古屋高裁判決がいかに素晴らしいものなのか、そして私たちは何をすべきなのかをお話しされた。

話の中で地裁は毎日、高裁は週1位、裁判所前に立っていたという。
このことにちょっとびっくりした。
裁判とは、いかに有利に持っていけるよう証拠を集め、理論を組み立て、裁判の情報を関係者に周知させながら、取り組むものと思っていたので、多くの人に周知するよう毎日立っていたことは到底出来ることではない。
いやいや、意気込みをすごく感じた。

実を言うと、
私は100%イラク問題にかかわっていたわけではない。
アメリカのイラク攻撃に対して、正当な攻撃理由がないことはわかっていた。
「あ、あれは石油やなあ」
ということが感覚としてあった。
そして、日本政府がイラク攻撃に関して同調したことについても「どこまでもアメリカに追随する」(そして、石油を分けてもらう)ということが見えていたと思う。
テロ特措法に続いてイラク特措法ができ、戦闘地域ではないインド洋ではなく、イラクの一部に自衛隊が派遣されると決まったとき、「イラクはどこへ行っても戦闘地域になってしまう」「アメリカ軍と同調するため」、つまり、それは憲法違反でないの?と思った。
アフガン攻撃の時のように「なんで?」という疑問がいっぱい湧いては来なかったのだ。
まあ、私の中でアフガン攻撃したアメリカという国の本当のところが徐々にわかってきたからだと思うが。
そして、私の周りの多くの反戦を訴える人たちが「イラク攻撃反対」と言い始めた。
…私が特に取り組まなくても、ほかのみんなが取り組むことがわかった。
だから、私は在日難民問題をもう少し頑張ってみようと思った。

だが、イラクの内戦がひどくなるにつれ、そこにいる自衛隊のことが気になっていた。
名古屋で大阪で訴訟が始まった。
そしてついに京都でも訴訟が始まった。
世界の戦争についてとやかく言うことはなくても、「戦争はするな」と言っていくことが平和憲法を持つ日本の姿だと思う。
「落ち着いて話し合おう」と声をかけるべきで「ブッシュの戦争を支持する」というべきではない。
日本政府が言わないんなら、国民が言うしかないし、何らかの形で政府の見解を撤回させ、自衛隊を撤退させなければならない。
そう思った次第だ。
原告としてできるのは、いろいろあったかと思うのだが、結局裁判を傍聴していくしかないのかなと思った。
もちろん、種々のそうした集会やアクションにはできるだけ参加してきたが、それもすべてではない。

だから、判決の中には私の知らないイラクの内戦の状態を事実認定し、また、国内においても政府の人間がどう言っているかも列挙し、また、空自が何を運んでいるのかの情報は不開示(開示されたがほとんどすべてが黒塗りであった)ことも事実認定している。
裁判所の判断として、空自の活動範囲内であるとするバグダッドが戦闘地域にあたるとして判断しているし、空自が輸送しているのは、おそらく武装した兵員・関連物資であろうと認め、それらは後方支援にあたり、戦闘行為とみなすことができると言っている。
これらはイラク特措法にも明らかに違反し、憲法9条第1項にも違反すると言っている。

私の思いだけじゃなく、平和を願う人々の思いは、「平和的生存権」としては今まで抽象的だと言われ、退けられてきたけど、名古屋高裁では「具体的権利性がある」と2度言われたそうだ。
1度目は地裁で第7次訴訟だったそうだ。
突き詰めて言えば、京都訴訟大阪高裁でも似たような感じなのかなあ。
ただ、今回は具体的な侵害があったと認められなかったからこの部分は却下されたという話だ。

そして驚くべきは、私たち原告に何をすべきかを教えてくれている。
「イラク派兵は違憲である」というこの判決だけで終わっていては、政府は何もしない。
現に「違憲であるというのは判決の傍論」「判決なんてそんなの関係ねえ」「バグダッドは非戦闘地域。空自がいるところは非戦闘地域」なんて発言もしている。
自衛隊を撤退させるのは、私たちの使命だ。
この判決が出た以上、自衛隊員のだれも世界の戦争の中で傷つけてはいけないし、世界中のだれもが自衛隊の攻撃を受けてはならない。
それが憲法9条を生かすことなんだと思う。
自衛隊の派兵恒久法なんて憲法違反であることは間違いない。

自衛隊員はこれから起こりうる派兵について、それが至上命令であっても「誰も傷つけたくないし自分も傷つきたくない」と思えば、裁判を起こすことだってできるのだ。
現にイラクから帰還した自衛隊員が自殺したり、重いうつ病にかかっていたりすると聞くが、家族は国賠訴訟だってできる。
それが「平和的生存権」だからだ。
そう、私たちだけじゃなくて、自衛隊員だって同じ国民なんだもの。

この判決を得たことで気持ちがすっきりしたが、判決の内容がわかってよりすっきりした。
次にやるべきことが少しわかり始めてきたと思う。

やはり、武器や軍隊のない国、いや世界を願って少しでも行動しなければならない。
在日難民の中には、そうした武器が横行し、軍隊が幅を利かせ、民兵が跋扈している国からきている人たちがいるからだ。
なんか、一本の線につながってきそうに思っている。

自衛隊イラク派兵差止訴訟の会
http://www.haheisashidome.jp/

判決文(ページの下の方)
http://www.haheisashidome.jp/hanketsu_kouso/

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コメント(2件)

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イラク派兵差し止め請求の却下という判決については、いかがお考えでしょうか?
えまのん
2008/05/30 10:52
えのまんさん、コメントありがとうございます。
そうですね、「敗訴」と知って最初はがっかりしましたが、弁護士さんの話を聞いて勇気が出てきました。私たちが求めていたものは究極は「自衛隊の撤退」ではあるのですが、自衛隊派遣(PKOなど)の裁判でも違憲の判断がなされなかったそうです。
いわゆる「主文」よりも裁判所がこの件についてどう判断するのか、を聞いてみたいというのが原告の総意だったような気がします。結局国は「勝訴」し最高裁へ上訴することができません。だからこそ、苦し紛れの反応が返ってくるのだと思います。だからこそ、マスコミは大きく「自衛隊派遣は違憲」と報道しました。
Carlan
2008/05/31 10:30

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