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zoom RSS 死刑場公開の意味

<<   作成日時 : 2010/08/28 23:50   >>

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8月ももう少しで終わる。
一緒に暑いのも終わってちょっとでも涼しくなってくれればいいのにと思う。
今朝はそう思いながら、何とはなしに昨日読みそびれた京都新聞の夕刊を読んでいた。
ついで、今朝の新聞も続編のように踏み板を外した(ボタンを押した、踏み板が下におりている)状態の画像が載っていた。
なんとも涼しさを通り越し、得体のしれない寒さで気分が少し悪くなってきた。
遅い朝食だったが、食べ終わって、仕事を待っている間だったからか。

東京拘置所の死刑場の公開は、ツイッターなどで知らせている人がいて知っていたし、NHKのホームページより寸足らずな映像を見ていた。
なんとも、何かの小説か何かで読んだような、いや、何かドラマだったか、このような場所を私は読んだか見たかしたことがあるような気がした。
う〜ん、映画だったかもしれない。
あ、映画「私は貝になりたい」だったか、児島襄の「東京裁判」だったか。

それでも、公開に臨んだ記者の記事を読み進むにつれて、「罪を憎んで人を憎まず」とよく聞くけど、結局「罪を憎んで人も憎んで」という結果になるのかな、とか。
どれだけ多くの人が罪人に「生きているに値しない」と言われた人でも、刑を執行し、また立ち会わざるを得ない人たちにとってだからと言って胸が掬う気持ちでもないだろう、とか。
う〜ん、見なければ、読まなければよかったのかな、とか。
そんなことを考えてしまった。

私は猛烈な死刑廃止論者でもない。
ない方がいいと思っているだけである。

大罪を犯し、本人や家族や遺族や自分の周りの人たちにどれだけ多くの迷惑をかけたかということをわかるまで、そして自分はその人たちに何をしながら許しを請い、生き続けなければならないかを考えることは非常に大事だと思うのだ。
死刑にしてしまったら、それはなし得ない。
被害者のみならず、加害者のまわりの人だって裁判だけで、死刑の判決だけで気持ちの整理がつくわけがない。

しかし、被害者がそういう償いを拒絶してどうしても会うことができないとすれば…?
私はそれをどうしたらいいのか、よくわからない。

それと、もうひとつ。
まあ、法務大臣は自分が任期中である間に刑場公開を考え、発表していたし、だからそうしたのだと思うのだけど、なんだか、中途半端な感じがする。
どういっていいのかよくわからないけど。
法務大臣はもともと死刑制度には反対の立場の人だったが、法務大臣を拝命するにあたり、死刑制度廃止の議連を脱退している。
それでも考えるところあってか、死刑制度をみんなで考えてほしいと自分も立ち会って死刑執行の命令を下した。
法務大臣は9月の新内閣が組まれる頃には、大臣職を辞めているし、すでに議員ではない。
なんだか、法務省へ「置き土産」をしていくような気もちになっていないだろうか。
それが死刑制度廃止に向かうものであればまだしもどういう方向に進んでいくのか、私にはさっぱり分からない。

死刑制度を廃止するのか、存続させるのかの議論はさほどされていないと思う。
それでも、両者の言い分はまずまず出揃っていて、その時々の犯罪のありように、存続の度合いが微妙に揺れるという感じではないか。
国際社会は「ええ加減、死刑制度という前世紀の遺物のような制度はやめときーや」という声がおおかたではあると思えるのだが、日本の社会は国際社会に準じて廃止しようという考え方はまだまだ少数であるように思う。

日本社会は残念ながら「犯罪をするような人は悪い人」と決めつけ、排除するような社会になっている。
そこには、私も含め、自分が加害者や加害者の家族や親族や知り合いになるという意識はないんだと思える。
死刑にならなくても、ちょっとしたことで懲役刑を受けるだけで、服役して出てきたとしても、もうそこでまっとうに生きていくことが難しい社会になっている。
排除が厳しい社会において、いくら犯罪の刑罰を重くしても、厳しくしても、犯罪はなくならないし、犯罪の被害者もなくならない。
両者は一緒に生きていく、なんてありえないのだと思える。

法務大臣は「裁判員制度のために」とも言っている。
ここでも、自分がど素人の裁判員によって裁かれるという意識がないわけだ。
まかり間違って自分が加害者となり、あるいは加害者として、逮捕され、起訴されたときのことを考えた時、初めて「裁判」や「刑罰」のことを考えるだろうと思うのだ。

死刑制度廃止・存続よりも、犯罪を少なくしていくにはどうしたらいいのかを法務大臣は考えてほしかったし、法務省を動かしてほしかったと思う。

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