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zoom RSS 「世界難民の日'12関西集会」の映像を見て

<<   作成日時 : 2012/07/12 00:17   >>

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「世界難民の日関西集会」の基調講演とパネルディスカッションの映像をようやく見ることができた。

「難民ナウ」の方が、集会の基調講演、パネルディスカッションのインターネット配信をやって下さると聞いたのはいつの頃だっけ?
集会の途中で退出しなければならないとわかった時よりずっとあとだったかもしれない。
それが分かってから私の気持ちがずっと落ち着いたのだから。

ネット配信はすごいね。
原発再稼働に反対する、官邸前のデモだとか、大飯原発前の抗議行動もそこにいかなくても、臨場感を味わえ、参加者と気持ちを同じくさせるし、自然リズムに乗って体が動いてしまう。
そればかりでなく、参加者の表情、取り締まっている警官の表情や動きにも目が行き、客観的に見れる。
参加者とその場を共有しているつもりになれる。

「世界難民の日関西集会」は2007年からずっと参加してきた。
何もできないが、スタッフとして。
主に当日配布資料の印刷に関わってきたし、当日は写真記録係となっていた。
今回は、通していることができないので、写真係は若い方にお願いしたが、資料の印刷だけはやらせていただき、スタッフの面目は保たれたかと思う。
内容的にも資料集で大体のことがわかったが、やっぱり会場にいていろいろ身に付けたかった。

ネット配信のリンクがホームページに張られたことからPCで見たのだが、最初はどう設定しても、音声が消えいるような声でしか聞こえなくて、その後配達の仕事が忙しくて、うっちゃてしまってた。
その後、ようやくスピーカージャックをイヤホンに変えたらクリアに聞けることが分かって、深夜に一生懸命聞いた。

ネット配信がとても有難かった。
いろんな事情で来れなかった人も、韓国と日本の難民認定制度がこれほどにも違うことを、やはり知るべきだと思うのだ。


さて、その映像を見た感想は…(いや、ここからが本文)

韓国は人権に敏感で、制度のなかに人権を重視していることも、立法のあり方も全く日本にはほとんどと言ってないのでは?
韓国の難民制度は日本からの制度確立(?)から10年くらい遅れている。
難民申請数は日本のそれと違って桁違いに少ないのだが、確実に認定数を増やしている。

そこには、「難民=人権問題」という根底に流れるものがあり、制度に関わるものすべてがその観点から、日本の出入国管理及び難民認定法をまねた法律で難民の処遇などを行うことに苦しんできたのだ。
NGOや弁護士は彼らを守ることから、また、日本の法務省に相当する法務部は管理制度か、安全保証制度かと悩みながら彼らを受け入れつつ、法の改正への研究を重ねていた。
議員もそう考える人は多く、同時期に彼らが出会ったときに、この制度についての議論が始まったといえよう。

さて、日本のそれは一つも噛み合わない。
議員の中にももちろん、関心があり、この制度をよりよいものにしようとする人々はいる。
だが、彼らの欠点は現場を知らないことだ。
そして、NGOもただ生活支援する団体であったり、法の枠組みの中で悔しい思いをしながらどうにもならないと感じつつ、日々活動している団体があったりする。
NGOが繋がっていないのだ。
そして弁護士は、声明や政策提言などを行うが、日々の弁護活動が忙しく、現在のほうの枠組みの中からでしか考えられない人が多いように思う。
世論を待っている団体や弁護団もある。

それでも、ようやく形だけであったとしても、繋がろうとする意志が見えてきているのは確かだ。

国・法務省はどうだろう。
難民審査の現場はすでに破たんしている。
人数が限られている上に、世界中の人権侵害が信じられなくて、文献や情報に当たる時間がなかなか取れなくて、「うそをついている」「経済目的」などと理由をつけて不認定にするしかないのだ。
彼らの一番大きい心配は、認定したら大挙して日本にやってくるという恐怖心(?)である。
しかし、不認定だらけでもここ4年ほどは1000人以上が難民申請し、不認定後の再申請を繰り返す。
難民審査官が抱く恐怖心よりも母国に帰還させられたら、日本にいる以上の人権侵害が自分を襲う恐れがあるからだ。
その心情をどうしても汲み取れないのが、国・法務省側ということになろう。
つまりは、人権問題と全く認識しておらず、外国人管理にしか頭がないし、そう教育されているからだ。

UNHCRの職員の方が、一生懸命「研修している」というが、それは嘘ではないだろう。
ただ、UNHCRが研修をどれだけ重ねても、法務省がUNHCRや難民条約と日本の実情とは合わないというような判断をしていたら、難民審査官の多くは研修を無駄な時間としか思わないのではないか。


韓国の難民法での一番関心があったのは、入管職員が申請する人の支援をすることだ。
字が書けない人には代理で書いてあげたり、通訳を探したり、弁護士を探したりすることのようだ。
私はこれが日本で行われたら、すっっっごく画期的と思う。
韓国だからできるのだ。
難民委員会(不認定後の異議申し立て時の審査がここで行われる)は、法務省や入管から独立した機関のようだが、キム弁護士もまだ概要がつかめていないという。
独立した機関だともっといいし、勧告ならできるのではと思えるが、日本ではどうなのだろう。
原発の安全規制庁が最初は独立したものとして模索されていたのだが、内閣府であるとか、経産省に間借りするとか、右往左往している。
一番肝心なものは、独立などさせないのだ、この国は。

最後にキム弁護士はこう付け加えた。
「お互いに敵視しないこと、敵をつくらないこと」

むう〜〜、厳しいお言葉だが、本当にそれが実現できなくては、次に進まないってことだ。
むう〜〜、むう〜〜。
痛い、痛いところを突かれたようで…
(この感想は敵意むき出しだものな)

・世界難民の日'12関西集会(同実行委員会) 映像はここから見た
 http://rafiq.jp/wrd/

・韓国難民法 日本出入国管理及び難民認定法 主要情報対比 (ちょっと専門的だがこれもすごい)
 http://rafiq.jp/wrd/siryou/NikkanNaminhouTaihi.pdf

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