今月中頃、解散の噂が急浮上し、安倍首相はその噂を消そうとしたが、結局自ら解散を宣言した。 「解散」を言い渡せるのは首相しかない。 そして、確か衆議院しかない。 その解散の理由として挙げられたのは、アベノミクスを問い、消費税増税を先延ばしにするということだ。 これを最初、ニュースで聞いた時、「あれ?このタイミング?」と思った。 やるなら、昨年の今頃の「秘密保護法案」の是非の段階でしょー。 それをやり過ごしたのなら、無理やり歴代の政権が引き継いできた「集団的自衛権」の憲法解釈を変更し、集団的自衛権行使容認に傾いた時でしょー。 しかし、いずれも「解散」の「か」の字も発しなかった。 まあ確かに、消費税の問題は誰もが避けて通れない問題だ。 8%にアップした時も、結構シビアだったのに、10%になったら暴動が起きるんじゃないかと。 アベノミクスはどうも庶民の最下層に分類される私らには縁のない話だ。 それどころか、何かにつけ吸い取られていくような感じさえするのに。 そう思っていたら、やはりGDPがあがっていないというような報道があった。 解散はその報道の直後くらいのように思う。 いや、しかし、これは表向きだ。 本当のところは、政権延命ではないのか。 前回も解散総選挙だったのだが、通常だと2016年までないはずだ。 参議院の選挙も2016年となる。 それが今年に行おうということは2018年までとりあえず、的な感じではないのか? という考えになった。 それだけ、解散の理由が思いつかないのだ。 消費税増税については、国会で再度話しあえばいいはずなのだから。 しかも、野党が選挙対策が取れないのを見越して解散劇を演じた。 何だか、この人(安倍さん)はやりたい放題だな。 何だかやるせないとつい先日までそう思っていたが、逆にチャンスなのではないのか? と思い始めてきた。 野党が慌てふためいているのが気にはなるけど、安倍さんが「過半数取れないとやめる」とか、公明党が「(過半数よりも)270議席を…」とか何とか言っているのを聞いたら、それくらいを取れなかったら、安倍さんは首相を辞めるんではないか? ということは、ともかく、政治がどうなろうと先が見えないこの安倍政権をとりあえずやめてもらえれば、少しはましになるのではないか、とも思えてきた。 それだと、投票率を上げればこれは達成可能ではないのか。 自民党も公明党も組織票が万全だから、投票率少なくても与党になれてしまうのだ。 そうした組織を持たない庶民が「誰が首相やってもおんなじ」「私の1票で変わるわけない」と投票をやめたり、行かなかったりするのを、やめれば投票率は上がるのだ。 地域によって違うだろうが、ほとんどが50%以上投票しないのだ。 2人の内、1人が行くか行かないか、なのだ。 それでは安倍政権の思う壺なのだ。 私はこのブログをつい先日読んで、そうやなあと思った。 解散に関してモヤモヤしていたことを代弁してくれていると思った。 ・安倍政権による解散・総選挙に関する見解(立憲デモクラシーの会) http://constitutionaldemocracyjapan.tumblr.com/post/103624937026 安倍政権が続く限り勝手なことをやり、私たち庶民の生活を締め付け、働ける人がまともに働けない世の中が続くと思う。 戦争状態でなくても、近隣諸国と仲良くなれず、いつも一発触発の危機にさらされる。 自由にモノが言えず、自由に行動できず、自由に情報を取ることができず、気がついたら壁に囲まれた中で過ごしているかもしれない。 私以外の多くの人は、こんな世の中望んでいるのだろうか。 この選挙は、アベノミクスの是非ではない。 安倍首相でいいのかどうか、の選挙だ。 安倍首相の続投を望まない人だったら、「選挙に行こう」。 |
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