6/1樋口英明さん(元福井地裁裁判官)の記念講演

毎日仕事できない状態だと、今日何日?と思ってしまう。
気が付けば、5月ももう終わりに近づいている。

あ、6月1日に脱原発京都訴訟の原告団の総会があったんだ。
裁判の傍聴はなかなかできず、いつも模擬法廷に出かけているが、私も一応は原告なので、総会に行く予定していたのだ。

だが、ギブスをし始めてようやく半月というところで、会場へ行くにはいつものルートだと電車を2回乗り換えないといけない。
多少だが、階段や段差もあり、移動がスムーズに行けるかどうかは自信がない。
今の私は、足だけが悪いのではないので、無事に行き、帰り着いたとしても、2~3日全く動けない状況になるのも困る。

でも、講師が講師だけに聞きに行きたいと思い始めた。
それで、夫に車を出してもらって、ついでにサポートしてもらえればと打診してみているが、色よい返事が今のところない。
ついでのついでに、夫は原告ではないが、講師の話を一緒に聞いてもらいたいと思ったのだ。

こういう機会はもうないのではないか?


第7回原告団総会のお知らせ

京都脱原発原告団…大飯原発差止訴訟[京都地裁]…は,下記のように原告団総会を開きます。

●日時と場所 6月1日(土)13:30~
          ハートピア京都(京都市営地下鉄 烏丸線「丸太町」駅下車すぐ上)
●記念講演 「原発訴訟と裁判官の責任」 元福井地裁裁判官 樋口英明 さん

詳細はこちら https://nonukes-kyoto.net/?p=2365



福井地裁での樋口裁判官らが出した判決の中にこんな文章がある。
私は、原発推進ではなく、そこに居住している人たちの安心して暮らせることこそが国富であるというくだりが、大好きだ。
原発の事故等によって、居住する人々が生命維持のために、居住地を離れざるを得ない状況は、「国富の喪失だ」ということだ。
そのためには、原発は稼働しないほうがいいという判断。
(原発も事故もあってはならないと思う)


他方,被告は本件原発の稼動が電力供給の安定性,コストの低減につながると主張するが(第3の5),当裁判所は,極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり,その議論の当否を判断すること自体,法的には許されないことであると考えている。我が国における原子力発電への依存率等に照らすと,本件原発の稼動停止によって電力供給が停止し,これに伴なって人の生命,身体が危険にさらされるという因果の流れはこれを考慮する必要のない状況であるといえる。被告の主張においても,本件原発の稼動停止による不都合は電力供給の安定性,コストの問題にとどまっている。このコストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが,たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても,これを国富の流出や喪失というべきではなく,豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり,これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。また,被告は,原子力発電所の稼動がC02(二酸化炭素)排出削減に資するもので環境面で優れている旨主張するが(第3の6),原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって,福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害,環境汚染であることに照らすと,環境問題を原子力発電所の運転継続の根拠とすることは甚だしい筋違いである。

(福井地裁の判決文(「第4 当裁判所の判断-9 被告のその余の主張について」)から)


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