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zoom RSS 自治体が市民生活を脅かす:自立と支援

<<   作成日時 : 2010/10/12 18:19   >>

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以前にメールをいただいていて、様子を見るしかないのだが、これはもしかして「明日はわが身」かもしれない状況?と思ってしまう。
下に声明文を貼り付けておこうと思う。

京都市が空き缶・ペットボトル・調味料などの空き瓶などのいわゆる資源ごみ回収を始めた頃(2007年10月だったかなあ)から、ちまたで「回収してもらおうと思って出した資源ごみがほかの人が持ち去るのはおかしい」という声が聞こえ出した。
私の周りでもそんな声が聞こえ始めていたが、それほど大きい声ではなかった。
時々、資源ごみの日に回収場所で袋を開けて、アルミ缶だけを取り出して並べている人がいたり、自転車にまだ積むかと思うほどの空き缶を一杯入れた袋を後ろの荷台に括っていたり、後ろから見ると、空き缶の大量入った袋がうごめいているような状態の自転車を見ることがよくあった。
多くの人が男の人でぱっと見高齢者と思われる人だ。
それも同じ人ではなく(たぶんね)。

京都市内ではないけれど、仮放免中(入管に収容され在留資格がなくなった状態で解放されている人。だいたい1カ月程度で更新。就労は原則禁止。住居都道府県以外の移動禁止<許可制>。仮放免更新されなければ再収容となる)の難民申請者の支援を行なっている人が、難民事業本部から難民保護のための生活支援が出なくなった折、この空き缶回収を彼らにさせようといいだした。
車が運転できる支援者がついてやろうというものだが、皆それぞれに忙しく、「やろう」という声は聞こえなかったようだ。

私はその案にはあまり賛成できなかった。
京都市の市民の反応から、それが外国人だとわかると、お互いにもっと住みにくくなるような感じがして。

仮放免中難民申請者の場合は、明らかに就労の原則禁止があって、それに見合う生活支援策を入管などが取っておらず、難民自身の自立の道を閉ざしている。
しかし、難民は一応外国人であり、その外国人が日本で就労することもまた、厳しい現実がある。

とまれ、ここにいたって日本人だって厳しい状態である。
高齢者といえども私の両親などの世代が、老後の悠々自適な生活をしていた時代と違い、老後もなんだかだ生活資金がいる現代にあって、以前のような生活などほど遠いものなのだと思わざるを得ない。
その姿は、私の子ども世代にとっていくら働いても、老人になっても働かないとやっていけないという暗澹たる思いと市民からのけ者にされる状況を見て、この先どんな夢を描いても立ち向かえない気がすると思うのは、仕方ないことなのか。

条例は今月の定例議会で継続審議される。
そこで、支援策が打ち出されるのであろうか。
高齢者が空き缶回収をしている場合、それがダメになって代わりの支援策というのはうなづけるかもしれないが、そうじゃないはずだ。
京都市もご多分にもれず介護支援や老後支援の一つ一つを削ってきた。
削らずにいたら、いま空き缶回収をしている高齢者は悠々自適な生活をしていたかもしれない。
悠々自適が私はぜいたくだとは思わない。
それなりに苦労してきたんだから。

だが、空き缶回収しているのがまだ若い、十分に働ける人であるならば、この問題は「支援」の内容によりけりと思う。
自立に向けた支援をするのならまだしも、「禁止の条例化に伴う代替策」として支援をするというのなら、そりゃ違うだろうと私は思う。
空き缶を市民と自治体が取りあってどうするんだ。
市民の利益になるようにしないと。
市民の生活を守ってこその自治体であろう。

仮放免中の難民申請者に対し、何が必要かというと、日本で生きていく自立支援である。
入管、つまり国は仮放免者に対し、拒否というか、支援など持ってのほかといった具合。
支援者の支援は国がやるべきことを、支援者の持てるアイデアと難民の自立志向とでなんとか乗り切らないといけない。
日本人は自分たちの生活は自分たちでどうにともなるのだ。
その辺のことを自治体は考えないといけない。


条例改正案の継続審議を歓迎し、さらなる慎重審議を求める声明(反貧困ネットワーク京都)
http://hanhinkonkyoto.blog104.fc2.com/blog-entry-63.html

 わたしたちは、京都市によって京都市会9月定例会に提出された、家庭から出された「缶・びん・ペットボトル」及び「大型ごみ」の持去りを禁止する条例改正案(以下、本件条例案)を、野宿者の生存権を侵害し、野宿者に対する社会的排除を助長するものであると考え、その採択に強く反対してきました。
本年9月26日には、野宿者が自ら街頭に立ち、通行中の市民に本件条例案の問題点を訴えかけ、拙速な条例案の採択に反対する署名活動を行いました。多数の市民がその訴えに共感し、野宿者が全会派の議員団に宛てた要望に賛同する署名の数は1500筆を超えました。
このような経緯を受け、本件条例案は、本日の「くらし環境委員会」において採択が見送られ、10月定例会で継続審議されることになりました。わたしたちは、拙速な判断が回避されたことを歓迎するものです。
 しかし、本件条例案の問題点は何も解消されてはいません。適切な労働政策や福祉政策の実施もないままにアルミ缶等の収集が禁止されれば、野宿者の多くが生活の糧を奪われ、その生命が危険にさらされます。
誰もが一人の人間として尊重される社会を実現するために、今こそ、野宿者が生み出される社会的な背景や野宿者の生活実態を踏まえ、適切な労働政策や福祉政策が講じられるべきです。野宿者の生活実態を踏まえた適切な支援策が用意されないまま、本件条例案が施行されることは決して許されません。
わたしたちは、本件条例案の拙速な採択を阻止するため、さらに運動を広げながら、共生社会の実現を目指します。

2010年9月28日

反貧困ネットワーク京都


野宿者の生存を脅かし、社会的排除を助長する条例改正に反対する共同声明(反貧困ネットワーク京都)
http://hanhinkonkyoto.blog104.fc2.com/blog-entry-61.html

わたしたちは、京都市によって京都市会9月定例会に提出された、家庭から出された「缶・びん・ペットボトル」及び「大型ごみ」の持去りを禁止する条例改正案(以下、本件改正案とする)を、野宿者の生存権を侵害し、
野宿者に対する社会的排除を助長するものであると考え、本件改正案に強く反対します。
さまざまな事情から住居を失い、いったん野宿の状況に追い込まれると、その状況から脱出するのは容易ではありません。野宿者の相当数は、高齢であったり、けがや病気、障がいなどをかかえていたりして、現状の雇用システムからは排除されています。野宿者であるというだけで雇用に極めて消極的な態度をとる企業も少なくありません。また、生活保護は、野宿者に対する運用において、集団生活となる施設への入所が原則化されるなど、野宿者にとって利用しにくいものとなっています。野宿者は安定した収入も住居も奪われ、極度の貧困状態を強いられています。彼ら彼女らの多くにとって、アルミ缶等の廃品を収集して換金することは、命をつなぐための残された貴重な手段の一つとなっているのです。
 このような現状において、適切な労働政策や福祉政策の実施もないままに、本件改正案によてアルミ缶等の収集が禁止されてしまうと、野宿者の多くが生活の糧を奪われ、その生命が危険にさらされることになります。条例改正は、「健康で文化的な最低限度の生活」以下の生活を強いられている野宿者を更に困窮させるものであり、重大な人権侵害であるといえます。
 また、本件改正案は、野宿者に対する社会的排除を助長するおそれがあります。野宿者は差別と偏見にさらされ、社会的排除の対象になってきました。野宿者に対する誤解のもとに、野宿者支援のための宿泊施設の建設に対して地域住民による反対運動がおこる事例も散見されます。中高生などによる野宿者への嫌がらせ、殺傷行為も後を絶ちません。本件改正案は、生きるためにアルミ缶等を収集する野宿者に「わるもの」というレッテルを貼るものであり、野宿者に対する社会的排除の風潮を助長しかねません。
日本社会で大きな社会問題となっている貧困問題は、社会の無理解と無関心のもとで広がり深刻になっていきました。ようやく最近になって貧困問題への社会的取り組みが政策的課題とされつつあります。貧困問題を克服するためには、貧困を可視化し、これまでの差別や偏見を乗り越える必要があります。ところが、本件改正案は、明らかにこれに逆行するものです。京都市の態度に、わたしたちは大きな不安を感じざるをえません。
 わたしたちは、野宿者に対する重大な人権侵害であり、排除的政策である本件改正案に対し、怒りをもって、反対を表明します。

2010年9月15日


反貧困ネットワーク京都
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